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弟子日記 みそづくり後半

みそづくり後編です。


大豆を弱火で煮て、ゆびですぐつぶれるくらいになったら、ペースト状にすりつぶします。 

だいじなのは、大豆のゆで汁。浸水のときの水でそのまま煮て、とっておきます。栄養やうまみがゆで汁にたくさんはいっているのです。


糀は、塩と混ぜておきます。

(塩きりという。こうじさん、お眠りくださいと心のなかでいう。)


大豆をゆで汁でほどよくのばし、人肌に冷ましたら、糀と混ぜます。

だんごにまるめて、つぼのなかへポイポイいれていきます。


ぽいっ


ぽいぽいぽいぽいぽいっ


さいごにぎゅっとおして、空気を抜きます。

ハランの葉でふたをして、できあがりです。


もともと、せっかちなわたし。みそづくりって、大しごと、って思っていたけれどやったらそんなことない。


わたしがそう思えるようになったのは、きっと畑のおせわしているから。

土を耕して、種をまいて、芽生えるまで毎日水をやったり、草をとり、雨の前に肥料やったりするのとおなじ。野菜ができあがってたべるのは、先のこと。



すぐになんでも手にはいる世の中。

電車が少し遅れただけで、いらいらしていたことがあった。


種まきして、待つじかん。

みそのできあがりを、待つじかん。


気がつけば、いらいらすることがなくなった。種や、糀を急かしたりすることはできない。だから、わたしもわたしを急かさないのだ。


しあわせな待ちじかん。

あー三ヶ月後がたのしみ。

つくるくらしは、よろこびの種をまくくらし。



まり




糀づくり、みそづくりの詳しい説明は

『ちいさなくらしのたねレシピ(PHP研究所)』にのっています。

工房から本をお送りすることもできます。ご希望のかたはyumipepe@nifty.comにメールください。